Flat Tablet Playerが完成

Maker Faire Tokyo 2013

タブレットプレーヤー薄型がやっと完成。
Maker Faire2013で展示します!



アイディア勝負の一品。
一晩で作るつもりが三日かかった。
最大の課題だったのは、
去年の後期から突然プリキュアタブレットが薄くなって、
AAAAの単6電池が入らなくなったこと。

これはガム電池採用で解決し、広くなった面積を有効に使って、
旧タイプより高機能化して、蓋による自動選曲可能とした。


動作動画(最初は旧タイプ)ちょっと長くなった。

JOJOだけは第4部の曲があるのか分からなかったので
アニメ第2部の曲を採用。


フリスク近似サイズモデルとの差


1)メリット
・ChaNさんが開発したAttiny861タイプを利用ささせていただいて、任意選曲ができるようになった
 http://elm-chan.org/works/sd20p/report_j.html


CDSで曲選択が可能、表蓋の裏の一部に遮光テープを貼るだけで
 簡単に絵柄に合わせた音声を再生可能
  今回は3bit分用意して、6曲選択可能とした
  (3bitだと8種だが、1つは無音、1つは、蓋が開きっぱなし状態の曲)。
・スイッチONをCDSからメカスイッチに変更したので、
 外光に影響なく安定して動作する
・バッテリーはガム型電池を採用し、DC-DCで3.3Vに昇圧後、ノイズを減らすために
 LDOで3.0Vを作って供給している


2)デメリット
 コスト大、特にバッテリー含めて電源周りのコストが増加(50円=>数百円)
 シェイクで曲SKIP機能がなくなった(蓋選曲との共用UIができなかった)
 (その代わり、同じ絵柄で複数の曲がある場合は、1つのWAVEファイルにマージして、擬似的に複数曲再生している
  アニメのOP+ED等)


気軽に人に配るには高くなってしまったが、機能的には満足。
娘も気に入ってくれた。
前述のように以前のケースより薄くなったのでバッテリー選定に困った。
LR43 2個でも短時間なら何とかなりそうだったが、絶滅しそうなガム型電池がぎりぎり入ったので採用。
入手製に難があるが、毎回9V電池をバラしてAAAAを取り出すよりは、
一度買ってしまえば繰り返し使えるので手間が掛からないかと。
人にあげる時には充電器もつけないといけないが…。
自動選曲は、もともとATtiny861のポート制御で8bit,255曲で可能だったので、選曲用ポート3bitにCDSを繋げて7曲選曲可能とした。
CDSはフォトインタラプタ的な使用を考えてLEDを配置。
CDS個別にLEDを用意して明るさも絞ったら、特にCDSを仕切ったりしなくても
大雑把に蓋に遮光テープを貼るだけででも期待通り検知できた。
ケースで囲われた状態の検知なので外光の影響を受けにくい
(屋外での直射日光は試していないが)。
検知方式として応用が利きそう。


ブロック図はこんな感じでシンプル。

OPEN検知SWを昇圧のDC-DCのENとしている。
スペースはまだ余ってるんで、もっとビット数増やしても良かった。


なお、これはMaker Faireでも 売れません。ソフトも貰い物出し、キャラクタ物は版権が絡むので・・。