Make04出展 3)KUMA-P3 PLAYER DX


kumap3playerの第2世代。
第3世代のMP3基板が組みこんであり、FM-TXも内蔵している。
ここから巨大なkumatreeに送信して展示した。
FM-TXは小型だがI2Cで設定するタイプなのでマイコンが必要、Arduino Pro mini3.3Vを使った。
ブロック図は下記。

これだけいれても初代の用に座布団をつくらずともケアベアに入りきった。
内臓はこんな感じ。


FM-TXは
aitndoのFM送信モジュール(ステレオ)[FM-PL80110B-N]
http://www.aitendo.co.jp/product/1290
を使用。モジュールでも900円と安価、
シリコンタイプで設定も簡単。
モジュールのみではさすがに感度が悪いので、
アッテネータ回路を追加し、伸縮アンテナをつけた。
アンテナはちょうど熊の角となり、チャームポイントにもなったと思う。
I2Cの設定値はシンプルで、順番にデータを送るだけでOK。
sektchは下記。

/*
FM-TX I2C
*/

#include <Wire.h>

//FMモジュールのアドレス設定
#define FMAddress 0x60 //FM
#define WAIT 0
 
void setup() {
  delay(1000); //delay 5sec
  //I2C通信開始 
  Wire.begin();
  
  //FM Modeに設定する
  Wire.beginTransmission(0x60);
  
  //FM
  Wire.send(0x85);   
  delay(WAIT);

  Wire.send(0xF0);
  delay(WAIT);
 
  Wire.send(0x00);   
  delay(WAIT);

  Wire.send(0xCC);
 delay(WAIT);
 
  Wire.send(0x11);   
 delay(WAIT);
 
  Wire.send(0x00);
  delay(WAIT);
  
  Wire.send(0x00);   
 delay(WAIT);
 
  //通信終了
  Wire.endTransmission();
  //処理時間
  delayMicroseconds(70);
} 
  
void loop() {

  delay(50);

}


waitは0でも問題なかった。
周波数は、仕様書を見て、最も低い76MHzに設定したつもりだが、実際は84MHzになっていた。
欧州仕様の基板なのかもしれない。
今回の用途では特に問題ないのでそのまま使用した。

UIのシェイクハンドシステムや傾き動作は初代を踏襲。
細かな変更点としては、目をVfの低い3色LEDに選定しなおしたので、緑も発光できるようになった。
目の色で表すステータスは、左右同じ光り方で、PLAYが赤、アクセスが青、ランダム時は緑とした。
また、電源は新規で、電池容量のアップと充電しながらの再生もできるようになった。
当日は常に口からの給電で再生。
これのIFは賛否両論があったが独自性はあったと思う。

当日配っていた仕様書はこちら。


MP3基板直ではクリアでも、FMトランスミット時はノイズがのっていた。
電源のゆれに弱いようだ。
電源の引き回しや取り方でノイズも代わる。
DC-DCを使わずに専用LDOを使うなど改良したい。